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鈴木 優季乃

心電図検定の勉強法



こんにちは!短大3年の鈴木優季乃です。


4月に入り、いよいよ新年度が始まりましたね!

新しく始まる生活というのは、楽しみな反面、不安でもありますよね。


皆さんの新生活が、素敵なものとなりますよう、願っております^^


 

今回のコラムでは、心電図検定についてお話ししていきたいと思います。


心電図検定は、臨床検査技師以外にも、医師や看護師をはじめとしたコメディカル、医療系学生、そして心電図に興味のある一般の方でも受験することができます。


私は、2022年度の心電図検定3級にAランクで合格しました!


実際に受験してみて感じたことや、勉強法について、ご紹介したいと思います!

今後、受験を考えている方の参考になれば幸いです。


 


<受験前準備>


まず始めに、受験をする際に一点気を付けるべきポイントがあります。


それは、『受験の申し込み』です。


先ほど紹介したように、受験資格は医療に関わる全ての人、さらに一般の方にもあります。

会場ごとで設けられている座席数が決まっているため、会場によってはすぐ定員に達してしまいます


実際、私も受付開始時刻で申し込んだのですが、希望していた会場は申し込みできず、別会場で受験をしました。笑


そのため、申し込み受付開始の日時をあらかじめ確認しておくといいと思います。



<勉強法>


勉強法についてですが、私は主に以下の参考書を使用していました。


・心電図検定公式問題集&ガイド


こちらは公式で出ている問題集で、受験するならば持っておくべきだと思います!

2、3級とありますが、4級を受ける方も出題傾向を知るために見ておくことをおすすめします。

ここで注意してほしいこととして、1周目は全く分からなくても大丈夫です!

特に、心電図に今まであまり触れてこなかった方は、心配する必要はないです!!


私の場合、何周も解いて雰囲気をつかむ、という使い方をしていました。

しかし、解説に関してはあまり詳しく載っていないので、この問題集のみで対策することは難しいと思います。


分からない問題や分からない用語が出てきたときは、その都度ほかの参考書で調べながら解き進めていくと、理解が深まるはずです。


↓↓私が辞書代わりに使っていたもうひとつの参考書がこちらです↓↓


・病気がみえる vol.2 循環器


「病気がみえるシリーズ」(略して病みえ)は医療関係の方で、知らない人はいないのではないのでしょうか!

ご存知かもしれませんが、これはとにかく分かりやすく見やすい!そして+αの知識も得られます!


心電図所見以外にも、疾患の機序や症状もまとまっており、なぜ心電図波形が正常と異なるのか、なども理解することができます。


さらに、基礎となる心電図の判読に関しても詳しく書かれているので、病みえで心電図の勉強を始めるのもいいかもしれません。




そして、心電図を学ぶ上で、

私はより多くの波形を目にすることが最も重要だと感じます。


当然ですが、同じ疾患でも心電図波形はそっくり同じものにはなりません。

同じ病態の波形をたくさん見て、特徴を知ることで記憶にも繋がりますし、当日の試験、さらには臨床の現場にも通ずる知識になるはずです。


私の学校では、心電図検定の対策講義があり、そこで200人分以上の波形を判読しました。


今は、さまざまなSNS(YouTube・Twitter・Instagram)で心電図のまとめをしている方がいますので、そういったツールも活用しながら学習を進めていくのが良いと思います。



<試験当日>


他の試験と同様に、初めて行く会場であれば下見をしたり、早く到着しておくことがおすすめです。


試験内容に関しては、問題文や波形、選択肢を丁寧に見ることが大切です。

ぱっと見の所見で答えを選んでしまうのではなく、他の選択肢を否定できるか確認するのが良いと思います。


私の場合、試験時間が約90分あるうち、全50問は60分で解き終えました。

残り30分は見直しをする中で、他の選択肢が否定できるかを確認していました。


また、問題用紙は持ち帰ることができないので、次回以降の受験対策のために出題された内容をメモしたりするのもいいかもしれません。



<試験終了後>


2022年度では、合否の結果は試験が終了してから約1ヶ月後に発表されたので、ゆっくり気長に待っていました。笑


冒頭でお話しした、得点ランクというのは正答数によって変わるものです。

50問出題のうち…

50~45問:Aランク

44~40問:Bランク

39~30問:Cランク

29~20問:Dランク

19~0問  :Eランク

という判定になっています。


日本不整脈心電学会の公式HPでは、合格点は公表されておらず、各級の合格率が公表されています。


高いランクを目指して、頑張りましょう^^



 


3級レベルですと、臨床検査技師の国家試験で出題される心電図の問題は、おそらく容易に解けると思います。


私は、心電図を学び始めた当初は苦手でしたが、判読のコツを掴めるようになって心電図が大好きになりました

今年度は2級に挑戦したいと考えています!


受験を考えている皆さんも、ぜひ心電図を好きになってもらいたいです^^


紹介した内容はあくまで一例ですので、皆さんご自身の勉強法も確立させてみてください。

一緒に頑張りましょう!



<参考>

「日本不整脈心電学会」


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