こんにちは。病院実習中の4年生宮崎です。
私も4年生となって、あと少しすれば病院実習も終了し、あとは卒業研究と国家試験ということになります。
先日就職試験に無事合格し、今まで散々失敗と経験を積んできたのだから当然だなという気持ちと、非常に運が良かったという側面があると感じています。私は至って平凡でなんら特別な才能はありません。兄弟のなかでは一番頭が悪いと言われ続けて育ってきました。しかし、自分にできる努力を継続してきたつもりです。それがひとつの形になったのかもしれないと思うと、大学受験の2年間の浪人や大学での再試験の経験といったネガティヴな要素も、学会発表やSOLSでの活動、サークル活動など前向きなものもすべて良い経験だったと思えます。この結果は私が自ら勝ち取った初めての大きな目標だったように思います。
SOLSでコラムを書くのもこれで最後かもしれません。今回書き記すことは、SOLSでの活動を終えてゆく私の脳裏によぎる「SOLSの未来」であり、私自身から教わる「SOLSを繋いでゆく〈使命〉」です。
SOLSは今後どんな道を創ってゆくのだろうか。
学生団体を維持し、継続してゆくことが難しいことであるのは十分に理解できました。今まで何度かSOLSの継続が難しいという場面もありました。当時私がSOLSの中心的役割を担っていたことから、そのプレッシャーは大きかったと思いますが、当時はあまり負担に思うことなく進んでいたように感じます。しかし、共同代表という役職を終えるタイミングでは、そのプレッシャーがとてつもなく大きかったこと、そして1年間の代表期間で成し得たものは特になかったんだと理解しました。他者からの批判やSOLSへの批判の多くは、私自身の努力を無意味と化す機能を持ち合わせていたようでした。ただ、それに負けじとさらなる活動をしなければならないという決心と、先輩方がつないでくれたこの「場」をこれからもつないでゆくようにせよと、自分自身から教わった気がします。
入会当初は「SOLSが続かないならそれでも仕方がない」みたいなことを平気で発言していました。しかし、それでもこの場でできることをやり抜かなければならないと思って誰よりも積極的に活動することを心掛けました。そして活動を始めて2年が経ち、後輩も増えた今、この場をよりよくして運営としての活動を終えたい気持ちが芽生えました。
具体的には、学生ながら組織を形成して活動している以上「組織論・経営論」みたいなものは勉強しておく価値があると思っているので、在籍中に研修会という形で皆さんに知識を還元したいと考えています。
さらに、学生としての活動を終えてからはOB・OGとして学生のサポートを進めていきたいと考えているので、有志メンバーとともに協力して、今後の活動を後押しできる支援体制を整えたいと考えています。
もっといろんなことができたかもしれない、そういう思考はどんな場面でも避けられず、同時にそんなことできたはずがないのだから、いまそう思っているだけだという思考に至る。メンバーの皆さんは私と違って、志あってSOLS運営メンバーとして入会し、私以上に能力があります。その能力を存分に活かしてSOLSの目標を達成できるように進んでほしいと思います。
SOLSを立ち上げ、紡いでくださった先輩方の想いを背負って最後までやりきりたいと考えています。そうすれば今いるメンバーにも数年後同じ気持ちが芽生えるのかもしれません。
そうあって欲しいという自分勝手な願いを添えて。
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