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ひかり

臨床検査技師業務の新しい波について思うこと



皆さん、初めまして!この度SOLSに加入させて頂きました、1年のひかりです。

最近、大雨や猛暑が話題となっておりますが、皆様がお住まいの地域はいかがでしょうか?

私の地域では猛暑が続き、セミも鳴き、夏が来たという感じがします。

さて、今回のコラムは臨床検査技師業務の新しい波について思うことを書かせて頂きます。


◆臨床検査技師はワクチン接種をしてよい?

・新型コロナウイルス感染症蔓延時に、臨床検査技師はワクチン接種が可能となっていた 時期がありました。手技を学ばなくても解剖生理学を修得していれば可能な範囲と判断されたのだと考えます。これは、臨床検査技師への期待度の表れでした。混乱期の時限措置であることを知ったのはつい最近です。

【引用元:厚生労働省ホームページ『令和5年3月31日医政発0331第14号厚生労働省医政局長通知新型コロナウイルス感染症に関するPCR検査のための鼻腔・咽頭拭い液の採取の歯科医 師による実施及びワクチン接種のための筋肉内注射の歯科医師、臨床検査技師及び 救急救命士による実施について(周知)』】


◆働き方改革に組こまれている内容によると・・

・臨床検査技師等に関する法律、臨床検査技師等に関する法律施行令、臨床検査技師等に関する法律施行規則(令和3年10 月1日施行)により、現在病院で勤務する臨床検査技師が担う業務が増えてきています。

①心臓・血管カテーテル検査、治療における直接侵襲を伴わない検査装置の操作 

②負荷心電図検査等における生体情報モニターの血圧や酸素飽和度などの確認

③持続陽圧呼吸療法導入の際の陽圧の適正域の測定

④生理学的検査を実施する際の口腔内からの喀痰等の吸引 

⑤検査にかかる薬剤を準備して、患者に服用してもらう行為 

⑥病棟・外来における採血業務 

⑦血液製剤の洗浄・分割、血液細胞(幹細胞等)・胚細胞に関する操作 

⑧輸血に関する定型的な事項や補足的な説明と同意書の受領 

⑨救急救命処置の場における補助行為の実施 

⑩細胞診や超音波検査等の検査所見の記載 

⑪生検材料標本、特殊染色標本、免疫染色標本等の所見の報告書の作成 

⑫病理診断における手術検体等の切り出し

⑬画像解析システムの操作等

⑭病理解剖

【引用元:厚生労働省ホームページ『中医協 5 . 働き方改革の推進について (その1) 6 総- 5 . 14』】


◆どうして学んでいない注射をしなくてはならなかったんだろう?

・前述した新しいカリキュラムを読んでみましたが、実習内容にも注射については科目がありませんでした。

・国家資格に求められる緊急事態・特例対応について、実習で学んでいなくても応用をきかせなくてはいけないことがある、と感じた内容でした。事実、先輩方は研修を受けてから決められた業務をこなしています。


カリキュラム変更について思うこと

・私が通っている大学では、去年の1年生からカリキュラムが変更されました。そのためか、いくつか受けたかった授業が無くなってしまい残念な気持ちです。ですが、実習の時間が増えたと聞き、より実践的な力を身につけることが出来ると思い嬉しくも思います。これから機械化、AI化、医師のタスクシフト化が増えてくる中で、臨床検査技師の新たなニーズに答えていきたいと思いました。


ここまでお読み頂きありがとうございました。今回はここで失礼致します🍀*゜

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