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宮崎 隼(みん)

未来を見据えて



 皆さんこんにちは。SOLS共同代表の宮崎です。

 今回は、先月行われたSOLSオフ会と、先日最終回を終えた「臨床検査技師100人カイギ」から自分が思ったこと、感じたことをこれからに繋げられる形で振り返りたいと思います。


 まず、SOLSのオフ会です。オフ会というのは、普段はオンライン上で関わっている方と直接会うことを指す言葉です。過去の経験上「オフ会」という言葉には抵抗があります(笑)

 僕はオフ会を含めた旅行への充足感、現実に引き戻されることから逃避したい「現実逃避」によって、あの日から1週間くらいは何もできなかった覚えがあります。


 共通の目標を持つ人が何かのきっかけによって偶然にも出会い、コミュニティを形成する。物理的には距離があり、画面越しでしか他者を知覚することができない。オフ会は、その縮まらない物理的・心理的距離を接近する経験だったと思う。各地にメンバーがいる中で、同じ場所と時間を共有することができたことが何よりも嬉しかった。各個人が目的の場所に集合するという旅路ですらも、あの瞬間皆が会えた時間に繋がっていたのだと考えるととても感慨深く、自己が感じる「感動」は各個人が構成要素となって形成されたのだと解釈し認識した。皆への「感謝」が溢れました。オフ会が終わって、夜ホテルで全員にLINEメッセージを送信したことを覚えています。


「その時にしか会うことのできないメンバーとその場所とその時間だけを共有する。その非日常は、突如期限を迎えて終了する。そして日常を何か憂鬱な感情で迎えるまでがセットである」

こんなことを考えたことがある。


 非日常は良くも悪くも、自分を成長させてくれると思う。SOLSのオフ会は、自分が前向きに生きてゆくモチベーションになっている。そして他者を思いやる能力が拡張した気がする。同時に自分はちっぽけな存在なんだと、旅行を通して知ることもできた。今でも当日の写真を見返したり、皆にあった時のことを想起して、何か涙が出そうな経験をしている、同時にそれはものすごく強い原動力となって、自分を突き動かしてくれる。これが〈心〉から生ずる「感謝」なのだと解釈している。



 臨床検査技師100人カイギもそうだ。今回、パネリストとして登壇しましたが、「臨床検査技師100人カイギとは」という問いに対しては以下のような考えを出しました。


 日常あっての非日常は、刺激と感動の連続であり、人との繋がりは自己を変化させ、私たちを成長させる。人間は依存的な理性的動物である。相互依存的に生きてゆき、理性的に助け合いながら繁栄していくのが人間だと思う。それを再確認できた機会であった。ここで得られる「経験」は今後新たなステージへ進んだ先でも活かされる「力」となるのだと思う。



 そしてこれらの繋がりは、自分の中で大切にしていきたい。人間関係というものは静的なものではなく変化し続ける。他者との関係の中で自己は常に組み直されていく。よって今関わっている人と今後も同様の関係のまま進んでいくとは限らず、むしろ疎遠になっていく人のほうが圧倒的に多くなる。もちろん中には、定期的な連絡を欠かさない関係になる人もいるのかもしれない。ただ、時間が経てば季節が変わり、学年や立場が変わるのと同様に、私たちの関係も変化していくのだ。でもそれを恐れる必要はない。このままであってほしいと願う未熟な自分も存在する。しかし変化してしまうのが自然なことである。それを受け入れながら、僕らは生きていくのである。歩んでいくのである。

 ただ、“あなた”に向けてこのように思うことが自分ができる最大なのかもしれない。


 「あなた」の幸せを願っている。これからもそれぞれの道を歩んでいこう。


 今は今で大切な時間だ。自分が目指す将来像に近づく努力を続け、人間的陶冶のための修養に尽くし、人間性の錬磨に実践していきたい。





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