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宮崎 隼(みん)

最終学年を迎えるにあたって

 



 こんにちは。共同代表を務めている大学3年の宮崎です。

 新年を迎え、いよいよ最終学年が迫ってきたという実感があります。大学受験から3年も経ち、当時のことは正直あまり覚えていないけれど、2年間の浪人生活もあったせいか、冬という季節は私にとって苦痛の多い季節だという印象があります(個人的に今年はそんなことはないです)。来年の今頃は国家試験の直前で、どんな心象を抱いているのか予想もつきませんが、これはあと1年の努力とその成果によって左右されるだろうと考えているので、これからも手を抜くことなく着実に未来へと歩みを止めないことが、今の私ができる最大なのだと考えています。



 最終学年で待ち受けていることは、大きく5つあります。タスクシフト講習会、就職活動、卒業研究、臨地実習(私の大学では4年時に実施)、国家試験対策です。

 

 タスクシフト講習会とは、法律改正により臨床検査技師の業務拡大がなされたことによって実施しなければならない講習会のことです。本来は養成校のカリキュラムに含まれる内容になるのですが、現在大学3年の学生はこの内容がカリキュラムに含まれていないため、この講習会を受講しなければ国家試験受験資格も得ることができません。700分の動画視聴後、丸1日がかりで実技講習会があるため、なかなかハードではありますが、今後に必要なのだと考え乗り切ります。


 次に就職活動。一般の「就職活動」という言葉から連想されるイメージとはやや異なるものなのかなと感じていますが、これは病院側が欲しい人材と「私」がマッチングすることが重要な条件となると考えているので、よく「就職は運だ」と言われる所以はこれなのだろうと思っています。個人的には”就職のために”頑張ることより、現在を着実に生きていくことの方が重要だと感じています。就職活動のための「私」は本来の〈私〉とは異なる気がしています。もちろんできる限り私を表現したいとも考えています。


 次は卒業研究。つい先日研究室に関する情報が教員から発表され、今まで分野に好き嫌いをせずに勉強してきた私にとって、どの研究も魅力的で選び難いと感じましたが、大学に通っている最大のメリットの1つは卒業研究だと思うので、どうせなら自分が成長できそうな研究室を選択したいと考えています。研究室配属は教員と連携だけでなく他のメンバーとの団結も必要だと考えているので、他者とのGive&Takeも実行したいと考えています。


 次に臨地実習。まだどの病院へ実習へ行くのか決まっていませんが、どの病院に行くにせよ、今まで獲得した知識を実践したい、不足している知識を確実にしたい、教科書での学習と臨床での実際を正しく認識することで今後の学習に役立てたいという気持ちがあります。学内実習では座学での学習を実践することや周囲への配慮まで考えながら行動してきましたが、「場」が大学から病院へ変化するだけで自分に課せられるテンション(=緊張感)は大きく変化するのだと思います。臨地実習を経験した仲間からの情報を頼りに、自分を成長させます。


 最後に国家試験対策です。3年後期からすでに「総合演習」という科目で国家試験演習をしています。3年後期の冒頭に模擬試験も実施しましたが、100点にあと数点届かなかったため個人的には実力不足を実感する結果でした。しかし今まで学習した成果を発揮できた内容もあったため、今までの学習に間違いはなかったと確信できた結果でもありました。今後は「説明できること」のためにできる工夫を継続して、国家試験に関しては不安のないような形で迎えたいと考えています。努力し続けることは自分の精神安定剤となるはずで、不安に負けない自分づくりは3年生から少しずつ実行してきたので、今後も変わらず進んでいきます。



 そして最後にこのSOLSという場での活動です。SOLSが立ち上がって2年が経過し、今もなお活動を続けられているのは、立ち上げてくださった先輩方や活動を支援してくださっている教員や技師の方々のおかげです。そして私が共同代表として進む中フォロワーシップを適切に発揮してくれたメンバーのおかげです。もう少しで共同代表からも退きますが、あと1年の在籍でやり残しのないように過ごしていきたいです。

 この団体で活動することで得られたことは様々あります。特に私と似たような境遇を経験した仲間との出会いは私の生活の支えになっていたことは間違いありません。その「感謝」は私自身が今後の人生を歩む糧とするべきなのだという印象があります。私から皆さんに与えられるものはごくわずかで、いつも私ばかりもらってばかりなのだと感じています。しかし、そんな私をよく観察してくれるメンバーからの優しい声は私の生きる活力でもあります。



 最終学年、最高の集大成を作り上げます。

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