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大井 瑞葉

世界へ飛び立て!

更新日:2023年7月4日


こんにちは!

群馬大学大学院保健学研究科修士2年 大井瑞葉です


私は将来は日本だけでなく海外でも活動の幅を拡げた働き方をしたいと考えています。

その方法についてはまだ模索中ですが、この想いは諦めずに活動していきたいなと思っています。


臨床検査技師は特に医療系職業の中でも国際的に働くことが難しい職業かもしれません。

「海外に興味があるけどなかなか一歩が踏み出せない」

そう思っている学生も多いのではないでしょうか。


私自身、まだ成功しているわけではありませんが、国際的な働き方を模索している最中を紹介することで、そのような学生さんの背中を押せる記事になったら嬉しいです!


ではさっそく行ってみましょう!


 

初海外は大学生(実は飛行機も)


私は小学校のときに英会話教室に通っていたり、ALTの先生と仲良くなったりと以前から海外にはとても興味がありました。

しかし、忙しい部活動や海外生活への不安からなどを理由に、大学に入るまで日本を出たことはありませんでした。(実は飛行機すらも乗ったことがありませんでした。)


そんな私が一歩、海外へ挑戦しようと思ったきっかけは大学1年生の夏休みでした。

大学生の夏休みは1.5か月ほどあり、しかも課題が一切ありませんでした。

はじめは楽しんでいたもの、すぐにやることはなくなり、日々バイトに明け暮れていました。

あまりに脳みそを使わない生活を続けているうちに、物事を深く考えられなくなってきて、「このままでは阿呆になってしまう…」そんな恐怖に襲われました。


そのような苦い経験から、「次の長期休みは1つでっかいことをするぞ!」と決意しました。


私にとって「でっかいこと」は留学でした。

さっそく大学の留学フェアに参加し、私の大学には様々な留学プログラムがあることを知りました。


そんな中で、初めての海外であることを考慮し、オーストラリアでの1か月間の語学留学を選びました。


初めての海外は全てが新鮮でした。

周りは全て英語で囲まれ、違った働き方があり、自分がいかに狭い世界を生きていたのかと痛感しました。


このとき感じた異文化を知ることの楽しさがその後の人生に大きく影響していきます。








2度目の海外はベトナムへ


オーストラリアで海外生活の楽しさに味を占めた私は、帰国直後に「次の長期休みはどこに行こう?」と考えていました。


次はイギリスの語学留学に挑戦しようと思い、先生に相談へ行きましたが、


「また語学留学なんてつまんないよ。今度新しくベトナムでインターンシッププログラム立ち上げるからそっちに挑戦してみな!」

といわれ、二つ返事でベトナムへ行くことへ


ベトナムでは2週間病院インターンシップをしました。

オーストラリアで感じた異文化交流の楽しさと同時に、ベトナムの医療には様々な問題が残されていることに気がつきました。





工事で砂ぼこりだらけの待合室、処置が追いつかず階段や廊下にまで座り込む患者、一つのベットを3人で使用している病室、感染対策が万全でない手術現場など、様々な現場を目にしました。


この医療の差はその国のインフラ不足が問題なわけではありません。

なぜなら一日見学に行った私立の病院は、日本の病院並に清潔で最先端の医療が提供されていたからです。

どのような人が私立病院にかかることができるのかを聞いてみると、私たちのような海外旅行者や裕福層のみが医療を受けられで、一般市民は公立病院をしか選択肢がないということでした。


このような医療格差は記事やニュースで知ってはいましたが、実際に目で見てみないと本当の意味で理解することはできないのだということを痛感しました。



次なる目標は


ベトナムでの経験から将来は国際協力の場で働いてみたいと思うようになりました。

しかし、そのためには臨床検査や保健の知識だけでは足りないということも痛感しました。

社会の仕組み、文化の違い、宗教、土地、様々なものを総合して考えながら活動しないと、ただ一方的に協力を押しつけてしまうことになります。


私は様々な社会的バックグラウンドを十分に理解し、その土地、人に合った医療を提供したい。

そのため、一度医療の分野を離れて、社会や文化を留学を通じて学ぶことを決意しました。


学内選考や英語の試験を通ることは大変でしたが、最終的に今年の9月から約1年、イギリスのKeele大学に交換留学することが決まりました。


このような大きな決断をするのはとても勇気のいることで、周りから遅れることの焦りや海外生活への不安もありましたが、臨床検査技師100人カイギやSOLSをはじめ、インターネット上でさまざまな人の考え方や生き方を知り、私は私の行きたい道を選んでいいんだと思えるようになりました。


今は不安と期待で胸がドキドキ・ワクワクしています。

この経験を私の将来に活かすと同時に、後輩達にこういう道もあるんだよという一つのロールモデルになれたらいいなと思っています。


ここまで読んでいただきありがとうございました!

またどこかでお会いしましょう!





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