最近暑いですね。夏バテに負けず頑張っていきましょう!
大学3年のサカイです!
皆さんご存じかと思いますが、まずはふぐ毒についてご説明します。
ふぐ毒の正体は神経毒素であるテトロドトキシン(TTX)です。
テトロドトキシンはふぐの卵巣や肝臓に多く含まれ、水に溶けず、耐熱性です。
食べると、20分から3時間程度の潜伏期間を経て、口唇や舌、指の痺れが起き、やがて知覚・運動神経障害をきたし、さらには呼吸筋麻痺により死亡することもあります。
そんなふぐ毒による食中毒事例は毎年30件程度、患者数は約50名で数名は死亡しています。
「ふぐ1匹で30人を殺すことができる」
「1円玉の100分の1程度のひとかけらを食しただけでも死んでしまう」
「青酸カリの500倍から1000倍の毒性を示す猛毒」
と言われることもあるふぐ毒。
でも、それを知ってもなおふぐの卵巣を食べてみたいと思ったあなたに朗報です!
ふぐの卵巣、食べられます!
・・・え?と思われる方もいますよね。死んじゃうじゃないか、麻痺するではないか、と。
落ち着いて聞いてください。これから安全に食べられる方法を教えます。
①数か月塩漬けにします。
②その後2年程度糠漬けにします。
③テトロドトキシンが抜けて食べられるようになっています。
実はこれ、石川県のある地域で製造される郷土料理「ふぐの卵巣の糠漬け」です。
(上記方法は大部分を省いた概略であり、製造業者によって工程期間等は異なる場合があります。)
2022年現在もなぜふぐ毒が抜けるのかは不明ですが、検査を通り、ともかく安全に食べられます。
奇跡の珍味「ふぐの卵巣の糠漬け」。
皆さんも一度購入して食べてみてはいかがでしょうか。
ではまた!
※「ふぐの卵巣の糠漬け」は資格免許を持つ業者のみ製造が許されています。
無資格者の製造はやめましょう。
Comments