飯野（専門2年）
それでは第2回、SOLSトークをやっていこうと思います。
本日司会を担当します、専門学校2年の飯野です。よろしくおねがいします！
全員
よろしくおねがいします！
飯野
今回のテーマは各々の臨床検査技師への道ということで、どうして臨床検査技師になろうと思ったのか、臨床検査技師を知ったきっかけは？ということを話していきたいと思います。
飯野
自分の場合、臨床検査技師を目指したのが高校3年生の夏の終わりから秋ぐらいで、そこから学校探して、願書書いてとめちゃくちゃ忙しいスケジュールでした。
専門学校なのでテスト対策とかはあまりしなかったですね。
なぜ臨床検査技師を選んだかというと、もともと小学6年生くらいのときから医療職の中のどれかになりたいと思っていたんですね。
特に、自分は花粉症とかで病院に行くことが多くて、薬をくれる薬剤師にあこがれていました。
それで薬剤師になりたいとずっと思っていたんですけど、実は自分がやりたいことって理科の実験の延長みたいなことがしたいんじゃないかって気付いたんです。高校3年生のときでした。
そのとき、ちょうどコロナ禍だったんですけど、Twitterで臨床検査技師の方がPCR検査がめちゃくちゃ大変だっていってるのを読んで、自分も何か役に立てたら良いなと思って臨床検査技師になろうって思いました。
大井（大学院1年）
そっか！飯野さんはコロナ禍で受験されたんですね！
それまで「臨床検査技師」のことって知っていたんですか？
飯野
実は、PCR検査の話を聞くまでは全然知りませんでした。
大井
そうですよね。
コロナ禍で臨床検査技師の認知度が上がった印象がありますもんね。
それに関連すると、確か二宮さんも似たような理由で臨床検査技師を目指されたんですよね？
二宮（大学2年）
そうです！
私が臨床検査技師を目指し始めたのは高校2年生の終わりくらいです。
私もコロナ禍が始まる前は全く知りませんでした。
実は文系だったんですけど、コロナ禍で臨床検査技師の仕事に興味がわいて理転して受験しました。
館山（専門3年）
理転ってすごいですね！！
数Ⅲはどうされたんですか？
二宮
群馬大学には受験科目に数Ⅲは必要無いんです。
地元なのと、数Ⅲがいらないということで群馬大学を選びました。
でも化学は独学だったので結構大変でしたね💦
大井
いや～お疲れ様でした＾＾；
素晴らしい！！
酒井（大学3年）
飯野さんのお話を聞いて、途中まですごい自分と似ているなって思いました。
自分は小学生の時から科学者になりたいって思っていて、今でも思っていますが、やっぱり薬剤師も一つ目指していたところでした。
そのときは多くの人を救えるようながんの特効薬を作りたいなと思っていました。
けど中学生に上がる頃ぐらいに、日本人の本庶佑先生がオプジーボでノーベル賞を取ったというニュースがでて、自分が大人になるころにはもっとすごい特効薬が開発されてしまっているんじゃないんかって思ったんですね。それで薬剤師を目指すのはやめました。
高校生のときは医学部を受験したんですけど、浪人してしまいました。そのときに本当は医者になりたいんじゃなくて、研究がしたいと思っていたので、臨床検査技師で研究者を目指すのもすごく面白そうだなと思ってこの学科を受験しました。
今3年生ですけど、実習とかすごく楽しくて、しかも自分のやりたかった研究にうまく結びつきそうなので、やっぱりここにして良かったなって思っています！
大井
検査技師の研究ってがっつり理科の実験ぽくて楽しいですよね！
私は昼間の大学院生をやっていますが、それをできるのも臨床検査技師の特権かなって思っています。看護や理学・作業だと症例を取ってくるために昼間は病院で働かないといけないので。
酒井
自分もそう思います。
あと、研究というと理学部も強いと思うんですけど、病気のことを学びたかったので、その点を踏まえると臨床検査が一番マッチしていたかな。
飯野
お話を聞いていると目指したきっかけが似ている人が多いなって印象を受けました。他の方はいかがですか？
大井
実は私も飯野さんのお話を聞いて似ていると思いました笑
私は小学生から高校2年生までは薬剤師を目指していました。
でも高校2年生で行った薬学部のオープンキャンパスで「なんか私のしたいことと違うな」って感じたんです。
同時期に行った群馬大学のオープンキャンパスで検査専攻をみて「私がしたいことってこっちだな！」っと直感したんです。
そこから臨床検査技師を目指し始めました。
飯野
最初から臨床検査技師を目指していたよりも、他の職業から検査技師にチェンジした方が多いんですね。
その理由として、どんな職業に就きたいって考える時期って小学5～6年生とか中学生くらいだと思うんですけど、その頃に「臨床検査技師」という職業を知らないことが大きいと思います。
やっぱり医療系で知っている職業といえば、医師、看護師、薬剤師くらいですよね。
臨床検査技師を知ったきっかけもみなさん色々で面白いですね。
桑島さんはいかがですか？
桑島（大学3年）
自分は小中学校のときは、理科や数学が好きだったので、理科の先生になろうと思っていました。
でも、中学3年生くらいのときに、「フラジャイル」っていう病理医のドラマが始まったんです。それからずっとフラジャイルが好きでマンガも買っているのですが、そこで臨床検査技師を知りました。
実験も好きだったし、人間の身体や病気のことについて知りたいと思っていたので、自分にぴったりだと思いました！
今自分は研究室に所属して実験を行なっていますが、培養とか電気泳動とか研究スキルを身につけられる医療系職業って検査技師以外にないんじゃないかなって感じていますし、自分の先生も言っていました。
飯島
医療系の学校は他にも色々ありますが、研究スキルをメインのカリキュラムとして学んでいる学部や専攻はなかなかないと思うので、そういう意味でも研究・実験系が強い職種なのかもしれませんね。
酒井
その割に大学院に進む割合は低いので、そこはある意味研究者になりたい僕からするとチャンスなのかなと思っていました。
大井
大学院に進む人って少ないんですか？
酒井
僕の学校だと1人か2人くらいですね。
大井
学校によっても様々ですね！
うちは半分くらいが大学院に進んでいます。
桑島
うちもそれくらいですね。
大学院に進むことに関して壁が大きくないし、先生にも「院に来い！」とか誘われますもんね。
酒井
高校生のときは医学部を目指す人って「頭がいいから医師になる」って人が多いと思うんですね。
でも実は医療系の研究がしたいならむしろ臨床検査技師の方が向いているんじゃないかなって思ってます。
大井
その辺りの雰囲気を高校生に伝えられたら、もっと優秀な方が臨床検査技師を目指してくれそうですね！
酒井
そういう優秀な学生が増えてくれたら学問自体も進化していくので。
将来は6年制とかになるかもしれないですし。
桑島
そうですね。
今4年間じゃ足りないと言われ始めているらしいので。
自分は専門学校から大学に編入しているのですが、専門学校でよく頑張ったなと思います。
かなりカリキュラムがキツキツでした💦
館山（専門3年）
専門学校のカリキュラムは鬼ですよね👹
桑島
今タスクシフトについても叫ばれていてもっと検査技師の仕事が増えるので、6年制になる未来も多分あると思います。
また、知られていないだけでその研究ができるといった魅力が広まれば、多くのひとの選択肢に入ってくるんじゃないかなって思いますね。
大学院進学が増えているのも研究をやりたくて大学に行くって人も多いのでその流れは確実にあると思います。
飯野
まだ聞いていない人は…
館山さんはいかがですか？
館山
臨床検査技師を目指した理由ですか…
まず、臨床検査技師を知ったのは小学生のときだったので、みなさんよりは少し早めかもしれませんね。
高校生のときに「医者になりたい！」っておもって。
やっぱり「理系の花形」みたいな感じじゃないですか？
だから医者になって人の命をめっちゃ救うんだって思っていたんですけど、学力的に足りないのと、人付き合いがニガテだったので、諸々考慮したら臨床検査技師しかないなって。
すみません、消去法です💦
大井
でも私も実は人付き合いしなくていいと聞いて魅力を感じた面もありました笑
酒井
実は僕もですね笑
医師を目指していたときは病理医がいいなって思っていたんですけど、病理は人付き合いしなくていいし、診断がメインというところが大きいですね。
飯野
宮崎さんや村上さんはいかがですか？
宮崎（大学）
特に臨床検査技師を目指した理由ははっきりとはないですね。
僕も酒井さんと同じで医師になりたくてずっと勉強してきたんですけど、少し学力が足りなくて、医学科はあきらめました。
そのときに親から「臨床検査技師っていう職業があって、人の血液とか尿とかを調べるんだよ」という話をきいて、「なんか面白そうかも」という、直感で飛びつきました。
村上（大学2年）
私も医学部を目指していて、中高と過ごしていたのですが、やっぱり途中で学力が足りなくて挫折しました。
でも「白衣を着た仕事がしたい！！」というのは絶対譲れなくて笑
それで臨床検査技師という職業を知って、白衣着れるし、患者さんと関わらなくていいし、やろう！という勢いで入学しました！
飯島
みなさん、多くの意見を出していただきありがとうございました！
まとめてみます
目指したきっかけ
・医師や薬剤師からチェンジ
・理科の実験が好きだった
・患者さんと直接関わらない
・白衣が着れる
知ったきっかけ
・ドラマやマンガで臨床検査技師が出てきた
・家族から聞いた
・医療系職業の中から知った
今回も面白い話がきけて有意義の時間を過ごせました。
また次回もよろしくおねがいします！
全員
ありがとうございました～～！
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