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宮崎 隼(みん)

学習する組織とその実践

更新日:3月8日


こんにちは。大学2年の宮崎隼です。

初コラムを書くにあたり、テーマを決定するのに少々悩みましたが、今回はピーター・センゲ氏の書かれた『学習する組織』を軽く紹介し、今後の活動の展望について書いていきます。



「学習する組織」と聞いて、何を考えますか?

“学習”って勉強のこと?

“組織”ってもしかしてtissueの方の組織??



「学習する組織」とは、目的に向けて効果的に行動するために集団として意識と能力を継続的に高め、伸ばし続ける組織を指しています。


原書の名は

“THE FIFTH DISCIPLINE THE ART AND PLACTICE OF LEARNING ORGANIZATION”

とされています。つまり、組織経営における5つの要素技術について述べている本となっています。その5つについて軽く紹介します。


1.「システム思考

現実の複雑性を理解し、ものごとの根本や本質を見抜く。パターンの全体を明らかにして、それを効果的に変化させる概念的な枠組みのこと。


2.「自己マスタリー

自分にとって何が重要か絶えず明確にし、どうすれば今の現実を正しく見ることができるかを絶えず学ぶこと。


3.「メンタル・モデル

メンタル・モデルとは、人間の心に固定化されたイメージおよび概念のことである。それはものごとをどう捉えるか、そしてどう行動するかに影響を与える。その前提を棚上げして、内に鏡を向けることから始まる。


4.「共有ビジョン

集団で“共に生み出したい未来”のイメージを膨らませる。1つの共通のビジョンに向けて、情熱を注ぎ込み、成し遂げようとする。


5.「チーム学習

チーム学習は対話(dialogue)から始まる。集団の共同思考によって、個人では果たし得ない発見をする。



以上5つの概念が、組織の中核的な学習能力であり、全ての要素が相互に作用することで、真に「学習する」ことができるということが本書では示されています。




僕はこの概念にとても興味があり、日常生活および大学での学修において、できることから実践してきました。そして、7月にはSOLSに運営メンバーとして参加することになり、マネジメント部という全体を俯瞰する能力が試される部署に入りました。こんな機会はめったにありません。本書で得た知識も活用し、今後もSOLSという組織が目指す方向を大切にしながら活動していきたいと考えています。そして個人でも組織でも持続的に成長できるような経験をし、時には成長の限界を実感しつつも、前進していきたいと考えています。SOLSの成員に良い影響を与え、今後も目指すべき未来像のためにも修練を重ねていきたいと思います。



初コラムは以上になります。

紹介した本に興味があれば、買って読んでみてください。

4 Comments


大井 瑞葉
大井 瑞葉
Sep 06, 2022

SOLSメンバー入会&コラム初投稿、ありがとうございます^^


私は紹介してくださっているポイントの中で特に「共有ビジョン」が大切だなぁと思いました!

同じ方向を向いていないとうまく組織も前に進めないとおもいます

定期的にビジョンの再確認をすることで調整できるのかな!


SOLSも成長する組織でありたいですね✨

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ありがとうございます。

概念としてはやや難しいものもありますが、個人的に実践できるディシプリンもあります。一方で集団として成すべきディシプリンを加えていくことでより向上できると思います。それをいかに実践するかが最も難しいことではありますが…笑


共に、個人としても組織としても成長し続けましょう。

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綾鷹
綾鷹
Aug 30, 2022

初コラムおめでとうございます!


学習する組織、これは検査室に置き換えても、病院や企業に置き換えても非常に大切な考え方ですし、目指すべき組織の形だと思います。


チームとして皆んなで学んで成長する組織!いいですね♪

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Unknown member
Sep 03, 2022
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コメントありがとうございます。

このディシプリンは個人のレベルでも組織のレベルでも活用し、応用することが可能です。各人およびチームが実践する中でしか見えないものが、SOLSの活動における対話で見いだせると考えています。

今後も不断に努力していきます。

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